予約から5日後。いよいよ乳腺外科へ。検査と診断は……。
寒さが染みる年の瀬の、しかも夕暮れ時に乳腺クリニックへ。なかなか憂鬱なのは言うまでもない。
ワタシの行ったクリニックは、初診(要予約)でエコーとマンモグラフィが受けられ、その日のうちにその結果と診察が受けられるという話。
エコー(超音波検査)とマンモグラフィは乳がんの基本検査。それぞれ検査方法の違いからメリットが違うため、両方行うわけですね。
エコーは寝てるだけ。ジェルを塗られて、器械で撫でまわされるから、不快感は否めないが。
ただ、想像以上に長い!じっとしているから、長く感じるんだろうな~。両胸やると、かなり時間がかかる感覚。
一方のマンモグラフィーは、健康診断で経験ずみの人も多いと思うけど、“痛い”。
胸をギューと挟むし、反対側の腕も上げるので、不自然な姿勢で撮影されるので、はっきり言って、検査技師の腕の差で苦痛度に差が……。
まあでも、近年はデジタルのおかげですぐに画像確認ができるというのは、昔を知るワタシからすると、なんてありがたいことかと思います。
さて、しばらく待って、検査結果と診察。
「ステージ2の乳がんの疑い」
でも確定ではない。「たぶん乳がん」という言葉すら、なかなか医者は言わなかったくらいで。
無知なワタシは、すぐに確定診断がでるものだと思っていた。でも、組織をとって、悪性かどうか調べないと、断定はできないんだって。
・・・でも、問い詰めると、
「経験的には、まず間違いない」そうだ。
まれに、胸をぶつけて、しこりのようになるケースがあるらしいが、まったくぶつけた記憶もないしね。
腫瘍の大きさはなんか歪んだ楕円形らしく、だいたい2.3~2.9cmくらいのサイズらしい。
とにかく、2cm以上ということで、ステージ2。あとはリンパに転移しているかどうかで、ステージ2Aか2Bかに分かれます。
・・・ここで、今後どうするかを医者と相談。このまま、後日改めて生検(組織をとって検査)もできるか、結果が出るまでには2週間。その結果をみて確定診断。
でもね、もう先生の話ぶりだと、確定診断を待つまでもなく「乳がんで決まり!」なわけ。そうとなれば、手術をしてもらえる病院に一刻も早く行きたい。
先生にその旨を伝えると、大きく頷いて、「すぐに紹介状を出しましょう」という話にまとまりました。しかも、ありがたいことに、クリニックのほうで、初診の予約までしてくれるとのこと。大きな病院にはじめていくと、どれだけ待たされるかわからないし、どの先生にあたるかもわからないわけだから、紹介と予約がお願いできるなんて……。
「ここにきてよかった」と心底思いました。
で、早速予約。
・・・しかし、あと10日あまりで正月ということで、予約は20日以上先とのことだった。長い……。
とにかく、翌日電話をして予約日を教えてもらうことにして、この日は終了。
もう夜だったからね。紹介状も別日にとりに来なきゃいけないし、焦っていたとはいえ、やっぱり病院は早い時間がベターだよね。夕方だと融通がきかない。
それと先生いわく、
「なるべく触らないように、そっとしておいてください。あまり刺激すると、活性化して、ごく稀に腫瘍が飛ぶ(原文ママ)ことがある」とのこと。
穏やかに、でも何にも変わらず生活していれば大丈夫とのことでした。
・・・この数日、触りまくっていたけどね。
ここから、とにかく胸のことを忘れて、触らないようにと自分に言い聞かすことになります。
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本日のお会計(クリニック):
3割負担で¥3,600(全額だと¥12,000)
※初診、エコー、マンモグラフィー