乳がん、そして美容と健康に目覚める

乳がん治療体験と、持続可能な美容と健康がテーマです

手術直前 〜24年3月

入院2日目の午前。手術に呼ばれるのを待ちます……。

いよいよ、手術の朝。昨日入院で、もう今日は手術だからね。もう忙しいったら。

それに、残念ながらというか、予想通り、昨夜は寝られず。

ちなみに、緊張で眠れなかったということではない。まあ、枕やマットレスは関係あるかもしれないが。

 

・・・なるほど、だから入院日で連絡をもらったとき、はげしく個室を勧められたのかな?

ここはワタシ以外の同室のお三方、とにかく“賑やか”。点滴の終了音だったり、吐いたり……いろいろお忙しくされて、看護師の出入りが多い部屋だった。化学療法でもやっていたのかなぁ。

 

同室がみんな同じ乳がん患者とかだったら、もっと状況が違ったんだろうけど、部屋の調整ができなかったのね、たぶん。

耳栓も用意すれば良かった。あんまり耳に入れるのが好きじゃなくて、用意しなかったんだよね。

 

まぁいいわ。どうせ手術中は寝ているだけだしね。ちょっとぐらいの寝不足は関係ないだろう……たぶん。

 

今日は朝から食事なし。手術3時間前からは水も飲めなくなる。早々に手術着に着替える。下は自分の下着でOK。オムツとか紙パンツじゃなくて良かった。あとは点滴を打たれて、ベッドで呼ばれるのを待つだけ。

 

お水が飲めないのだって、トイレ対策なんじゃないかな。手術後もすぐには動けないしさ。でも、トイレって行けないと思うと行きたくなるのよね。実は、トイレ問題が不安だったりする。

 

それにしても、今日は一日寝てなきゃいけなんだよね。早くも腰が痛いし、もううんざり。

 

それでも、やって呼ばれたのは、お昼もとっくに過ぎて、予定時間から2時間近くオーバー。

すでに、すでに本も2冊目を半分以上読み終わっている。

・・・お腹すいた。

 

手術室へは自分の足で向かう。点滴を引きながら。院内を歩き、渡り廊下を進むと、ガラスの扉の前へ。

 

・・・おお、これが手術室への扉か。

 

で、扉の向こうの椅子(ソファーではない)で、なぜか再び待たされる。・・・なんか、就職面接前に廊下で待たされるような感じ。ポツンと椅子があるだけだし。

 

で、やっと呼ばれて、いよいよ手術室へ。もちろん、自分の足で歩くが、思わずキョロキョロしちゃう。

 

これはまさにドラマの世界……医療ドラマ、好きなんだよね。ドラマのように急患でベッドがガラガラくるんじゃないかと、ちょっとドキドキ。

・・・でも、考えてみれば、この病院はがん専門で救急はなかった……。

 

とにかく、指定の部屋へと案内され、ベッド(台)に寝かされる。先生がいて、挨拶してもらったと思ったら、もう麻酔らしい。

もちろん、先生は「大丈夫」とかなんとかは言わない。「やりますよ~」的な感じだったような……。

 

・・・そして、あっという間だと思うけど、もうここから先の記憶はない。

 

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